「松ちゃん!今月100万超えましたよ!」

声の主は『大胸筋 栄吉

本日の主役である。

 

 

 

 

 

 

 

 

えーちゃんとは10年近い付き合い。

出会いは、当時通っていた格闘技ジム。

彼はコーチをしていた。

格闘技、筋トレ、魁!男塾と共通の話題が多く

歳が近い2人は、意気投合し

ジムが終わると飲みに行き、最後は僕の家で格闘技のゲームをしてから帰る。

そんなことを繰り返すうちに

「松ちゃん!」「えーちゃん!」と呼び合う仲の良い友達になっていた。

 

元プロボクサーのえーちゃんは強い。

格闘技経験者が多い友達の中でもトップクラスの強さだ。

そして優しい。

強さとは何ぞや?

「強さとは優しさである。」彼は答えを教えてくれた先生だ。

 

だが、金が無い。

彼は格闘技が好きで格闘技にたずさわる仕事がしたかった。

コーチをしていてもお金にならない。

どんなに経験と知識があっても

素晴らしい人間性であってもお金にならない。

 

もうすぐ40歳。フリーター。

「日の当たらない人生。」

「負け組。」

歳を重ねるごとに、彼の口からはそんな言葉が増えていった。

 

昨年ー

え「松ちゃん。この先の人生、どうしたらいいですか。」

松「えーちゃんの夢は格闘技のジムをすることやろ?」

え「そうです。でもお金が全く無いです。」

松「親に借りたらええ!」

え「絶対断られますよ。」

松「お前の本気を伝えろ!絶対伝わるから。」

 

今年―

背中を押した責任もあってオープンする予定のジムを手伝いに行った。

筋トレの器具の設置や、HP、SNSの広告の宣伝の仕方の伝授。

満を持してオープンしたジムは赤字だった。

え「松ちゃん!お客さんが入らないです…。」

松「おおおぇえええぇっ!」

吐きそうになりながらも作戦を立てた。

商売は難しい。

オープンしたお店の9割は数年で潰れる。

現実は厳しい。

それでも、この男は上手くいくと信じた。

パーテーション1つにも悩んだ。

え「これカッコよくないですか?」

松「ええけど値段高過ぎちゃう?」

え「…10分寝ましょう!」

松「そうやな。休憩しよ。」

え「ぐおおおお~っ!」

松「イビキでかっ! 」

必死だった。

 

昨日ー

え「松ちゃん!今月100万超えましたよっ!」

えーちゃんの人生に日が当たった。

彼の経験はお金になった。

幸せを人に与えてきたお釣りが返ってきた。

 

お金が無いことで惨めな思いもしただろう。

店を出すと決断した時、勇気がいっただろう。

売り上げが上がらない時、不安だっただろう。

お前!男の中の男だよっ!

 

《えーちゃんエピソード》

ジムに宅配のお兄さんが届けに来たときのお話。

え「お疲れ様です~。今日は暑いですね。これでも飲んでくださいよ~。」

笑顔でスポーツドリンクを差し出す。

松「お前!絶対このジム上手くいくわ笑!」

 

 








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