それでは【実録!人生の天国と地獄第6話】スタート!!

前回までのあらすじ

9年務めた会社が存続の危機に!

主人公『松本XL』にすべての責任を押し付ける社長『貝柱』。

減給され、リストラの危機が迫る。

このまま人生が終わるのか!と思われたが…。

かつての部下『梅宮』と共に、社長『貝柱』引退計画を立てる。

決行日は2月7日。

運命を切り開け!

 

 

 

 

 

 

 

《第6話 初代タイガーマスクの人》

1月末ー

1月から始まった、週に1度行われる会議。

午前0時から始まり、遅い時は5時すぎまでかかる過酷なモノだった。

もちろん数時間後には仕事が始まる。

内容といえば、売り上げの現状を少し話してからの貝柱武勇伝。

貝「俺は前の会社で一目置かれていた…。」

無駄な時間。

 

松「嫌やな~。」

梅「スタッフから貝柱さんへの不信感が溜まってきてるんで嬉しいですね。」

松「そうやな。9年間遊んでたから仕事のこと全然知らんもんな。」

2人は重い足取りで事務所に向かう。

先に到着していたスタッフ達は顔に疲れが出ていた。

松「えらい疲れてるな。」

事情を聞いたところ、貝柱に朝までナンパに付き合わされていたそうだ。

スタッフがナンパし、成功したところに貝柱が自慢のポルシェで現れる。

カラオケに連れていき貝柱の歌を盛り上げ、会計は割り勘。

それが頻繁に行われている。

松「素敵やん笑。」

スタッフの貝柱に対する不満は俺が思っていたより大きい。

梅「…。」

 

ガチャ

貝「お疲れさ~ん。」

貝柱は予定時間より少し遅れて到着。

空気が重くなる。

貝「今日から会議の司会は梅宮じゃなくて『西澤』と『津田』な。」

計画を立ててからの梅宮の態度は露骨だった。

当然、貝柱は気に食わない。

貝「俺の言うことを聞かない人間はいらんから。イエスマンしかいらん。」

 

午前3時。

貝「休憩しよか。『西澤』だけ残って、全員外に出て。」

1月の夜中に外に出される。

タバコを何本吸っただろうか。

皆、寒さで震えている。

梅「俺のことも潰しにきましたね笑。」

松「今頃、西澤にお前の時代やぞ!とか言うてるんちゃう。」

梅「アホやな~笑。」

結局、1時間ほど待たされ、5時過ぎまで会議は続いた。

 

貝柱が帰ったあと、西澤を残し解散。

梅「貝柱さん何て言うてたん?」

西「いやぁ~。これからはお前と津田の時代や言うてました。」

西澤と津田は梅宮の後輩。

梅「な?前に言うたやろ?松本さんの次は俺。」

梅宮は俺の立場が悪くなった時から自分が潰されることを予言していた。

西「はい。言うてました…。」

 

西澤を帰し、梅宮と2人、朝日を見つめる。

梅「松本さん。貝柱は俺の思ったとおり動いてくれました。」

梅宮はニヤリと笑う。

梅「僕も貝柱と戦う理由ができましたね。」

松「お前…計算してあんな態度取ってたんか。」

梅「それもありますが、貝柱がどう出るか、計画前に確認したかったんですよ。」

松「確認か…。」

梅「…。」

朝日に照らされた梅宮の顔は少し悲しそうだった。

梅「俺は松本さんを選んで良かったです。」

松「社長よりクビ寸前の俺を選ぶって…やっぱりお前は頭おかしいわ笑。」

梅「金よりも人。恩を大切にしたいんですよ笑。あの人にはそれがない。」

松「…。」

口では同じことが言えたとして、行動に移せる人間は何人いるだろうか?

俺が梅宮の立場だったら、同じことができていただろうか?

男が男に惚れる。

自分の生き方を貫き通す男、梅宮に俺は惚れたのだ。

梅「もし、計画が上手くいったらお祝いに2人で海外旅行しましょう!」

松「2人そろってクビになっても行こうや笑。」

梅「そうッスね。タイとかどうですか?」

松「えんちゃう。  …お前、初代タイガーマスクの人に似てないか?」

梅「ちょっと意味分からないですね。」

「初代タイガーマスクの人ですよね?」

梅「ちょっと黙ってもらっていいですか!」

 

決戦の日は近い。

 

つづく

 

 

 

 

 

 







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