それでは【実録!人生の天国と地獄 第11話】スタート!!

前回までのあらすじ

9年務めた会社が存続の危機に!

主人公『松本XL』にすべての責任を押し付ける社長『貝柱』。

減給され、リストラの危機が迫る。

このまま人生が終わるのか!と思われたが…。

かつての部下『梅宮』と共に、社長『貝柱』引退計画を立てる。

株の50%以上を保有する会長オーナー『竹ノ内』に事情を説明。

梅宮と共に最終決戦の時を迎える。

 

 

 

 

 

 

 

松「…。」

時計を確認する。

待ち合わせ時間を過ぎても貝柱は現れない。

この場所に着いてから何本目だろうか。

タバコをくわえる。

梅「来ましたね。」

松「ん?」

 

眠そうな顔をした貝柱がこちらに向かってくるのが確認できた。

松・梅「お疲れ様です!」

貝「梅宮… お前もおるんや? 」

梅「はい。」

貝「…そうか。近くの喫茶店で話そうか?」

松「分かりました。僕の車で行きますか?」

貝「そうやな。」

 

いつもと違う2人の雰囲気に気づいたのか、貝柱は気を使って話しかける。

愛想の無い返事で返す2人。

車で数分の喫茶店に入り、それぞれ注文する。

俺はコーヒーが飲めないのでミックスジュース。

 

貝「で… 話って何?」

 

松「…僕は今日で退職します。」

やっと辞めてくれるか。

そんな表情をする貝柱。

貝「ほぅ。」

松「…。」

 

ずっと、ずっと、ずっと我慢してきた!

ずっと、ずっと、ずっとこの時を待っていた!

この男を潰す!

この男を徹底的に潰す!

泣け!喚け!跪け!

お前に今から『地獄』を見せる!

俺が、俺達が味わった『地獄』を!

 

松「…そして! 僕の部下、全員今日で辞めますっ!」

貝柱の表情一変。

間髪入れずに梅宮が続く。

梅「私も本日付けでこの会社を退職いたします!」

貝「えっ…」

梅「私の部下も全員!本日で退職いたします!」

貝「!」

俺と梅宮の部下全員ということは社員全員。

状況を把握できず、パニックになっているのだろう。

青天の霹靂とはこのことなのか。

その姿を見て笑いがこみ上げる。

貝「ど、どういうことやっ!? どーいうことやーーっ!!」

松「そういうことです。」

貝「どーいうことやーーっ!!」

貝柱の怒声に店内がざわつく。

松「だから!そういうことや言うてるでしょう!」

貝「どーいうことやーーっ!!」

松「吠えてもね、誰もビビらんですよ!!」

唇を震わせる貝柱。

貝「どうすんねん?これからお前らどうすんねん!?」

松「…。」

 

さぁ、貝柱 お前に判決を下そう

 

松「…オーナーの竹ノ内さんの下で僕以下全員働かせていただきます!」

貝「いっ!それはアカン!それはアカンぞーーーっ!!」

松「…もう決まったことなんで。」

貝「それはアカン!竹ノ内さんはアカンぞーーーっ!!」

松「ん?」

貝「会いに行ったんか? 竹ノ内さんに会いに行ったんかーっ?!」

松「はい。昨日行きました。」

 

貝柱は今、『男』を試されている状況。

『修羅場をくぐってきた』

彼が好んで使う言葉。

もしも、あなたが数多くの修羅場をくっぐってきたならば

金も立場も権力も無い、俺のような男は瞬殺できるはず…。

さぁ、見せるがいい。

あなたの実力を!

 

ここから貝柱無双が始まります。

それでは貝柱の『命乞い』お楽しみください。

 

貝「それはアカンぞーっ!竹ノ内さんはアカンぞーーーーっ!」

貝「俺は!俺はどうなんねーーーんっ!? 家族が、子供がおるんやぞ!」

貝「家族はどうなんねん!? それはアカンぞ!」

貝「50万でもええ! 雇ってくれ! 死活問題や! 」

貝「松本! 俺がお前をクビにしようとしたか? そんなんしてないぞっ!」

貝「松本! 助けてくれっ! なぁ! 助けてくれ!」

 

ですよね笑。

知ってましたよ。

10年間

同じ10年でも、あなたと僕達のそれはあまりに違う。

あなたの10年間には『経験』が無い。

入社して1年が経った頃から、あなたが上の立場にいることに、ずっと違和感を感じていました。

まるで子供。

今日という日を振り返った時、あなたの人生にとっての修羅場の1つとなることしょう。

そして自慢してください。

『修羅場をくぐれなかった』と。

ありがとう。さよなら兄貴。

俺達の肥やしになってくれ。

 

松「貝柱さん! 離婚したらええじゃないですか笑。俺に何て言うたか覚えてますか?」

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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